2012年に社長を交代し、社長として認められたいという思いから、売上利益を追求し、合宿などを行い、25年後の宮田運輸から俯職逆算した数字を与えるというトップダウンの経営手法であった。2013年の事故をきっかけに、人を信じ、人の主体を引き出す場を社内社外に創る事に重きを置くという大きな方向転換を行なった。
しかし、思いの共有に関して幹部とは、ある程度できたが、それ以外の従業員との思いの共有が中々進まずにいた。
やさしい気持ちがみらいをつくるを合言葉に、純粋な子供達の絵やメッセージをトラックの背面にラッピングするこどもミュージアムプロジェクトを世界に推進しミュージアムトラックを日本中に1万台にする。また世界に1千台を実現する。
そして福島復興事業Fukushima22nd CenturyP-roject(22世紀の未来の子供達へ)福島県富岡町へ物流センターを3棟目建築する。福島沿岸地域の物流再構築と雇用促進する。ビバスマイルショッピングモールを建築し福島復興を実現し多様性を認め合う優しい街づくり世界中から訪れたくなる福島に貢献する。愛する従業員と共に誰もが真我で生きられる利他の心が響き合う社会の実現を目指し世界人類が平和で幸せを感じる社会を実現する。
「地球倫理」(1994年丸山竹秋/日本的SDGs)への取り組み
この目に見えない大切なものこそが、代えがたい大きな資産であることを認識し、自覚を持って、人が動きたくなる環境(場)と事を生み出し続ける事が、人の主体を引き出し、感謝という資産を生み出す。そして、さらなるお役立ちの心へと繋がり、自己肯定感の高まりという善循環こそが地球倫理の根幹のひとつである「世界平和」につながると信じている。
こどもミュージアムプロジェクトを通して、ただ物を運ぶだけのドライバーから、世の中の人々にやさしいや笑顔という目には見えない大切なものを運ぶことが出来ることを伝えることで、やりがいや働き甲斐へとつなげていく。
社会的弱者の命を危険(交通事故など)から守る安全・安心な社会に貢献する事故防止システムや自分の命は、自分で守る意識の啓蒙・普及を推進して行きます。
愛する従業員と共に誰もが真我で生きられる利他の心が響き合う社会の実現を目指すとともに、関わるすべての人達とのご縁を大切にしながら、世界人類が平和で幸せを感じる社会を実現する。
今回倫理経営理念を、全従業員対象に行ったアンケートに基づき作成していただくことで、今、従業員が求めているもの。従業員から見る会社の立ち位置など、会社として在るべき姿を感じる事ができ、双方の理解深まっているように感じる。
会社のために人が在るのではなく、人のために在る会社。一人ひとりが持つ良心を人の主体を引き出す場を創り続ける事で、満たされ始めた人が、感謝から生き生きと動き始めている。